創業１００年を超える、京鹿の子絞りの老舗〈藤井絞〉

老舗藤井絞は「京鹿の子絞」の技術・伝統を受け継ぎ、ものづくりに励んでいます。
素材にこだわり、柄にこだわり、色にこだわる。
「絞り」が活きるよう、創意工夫を重ね、世界に一枚のきものをつくられています。
従来の意匠を尊重しつつもさらなるデザイン性を追求し毎年新柄をだされています。

藤井絞の浴衣

『涼しい』ことが大前提で綿麻にこだわり、
様々な綿麻を試し、綿麻は絹と比べて、染料、柄、色等、すべて違うので手こずりましたが、職人さんとの出会い、研究と努力によって藤井絞の浴衣が出来上がりました。

綿麻紅梅浴衣

綿と麻の混紡糸で織り上げた、浴衣地です。
紅梅織とは糸の引きそろえで格子柄を織り、凹凸感を表現し肌触りのとてもいい織物です。
麻が入っているため、とてもシャリ感があり着心地涼やか。
綿麻の素材は、『着やすい、涼しい、手入れがしやすい』と暑い夏にはもってこいの浴衣です。

そのまま半幅帯でも素敵に似合いますが
衿を付け、八寸の名古屋帯を合わせて着物風にもお召いただけます。

［　特徴　］
本来、綿麻の染料は抜染（色を抜く）をしないで染める方法しかなかったのですが、京都で反応染料というものを使用してから数ある浴衣の中に抜染を使用する浴衣も出てきました。
抜染と言っても色を抜くのと染めるのを同時に行うため、見た目には普通に染めているように見えますが、染料の中では複数のことが同時に進んでおり、その微妙な色の抜け具合がまさに一点ものの証です。
コレによりなかなか同じ物を作りにいっても、同じように仕上がらないので世界で一つとなります。

＊色合いは、写真撮影・パソコン画面表示等の環境の違いによって、若干異なる場合がございます。予めご了承いただきます様お願いいたします。