2021/05/20 18:09

 日本人の季節に対する考え方は、先人たちの観察力と感性によって育まれたものです。

春夏秋冬、睦月、如月など12ヶ月の暦、二十四節気、そして七十二候と同じ季節の中でも日々表情が変わる情景をここまで細かく分けて表現されているのは日本だけです。

特にきものはそれぞれの季節によって、組み合わせを替え、場所やお席、そして会う人によってコーディネートの物語を作る楽しさがあります。

色や文様の意味に囚われすぎず、それらが自分の目にどう映るかを想像して、自分なりのコーディネートの物語を描いてみたらいかがでしょうか?

きっと今まで以上のきものの楽しさが見えてくると思います。

 

(文・きもの研究家 石﨑 功)




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