10月も半ばを過ぎ、秋も深さを増してきました。
着物もやっと袷を着ていて心地よい気候になってきましたね。
 
10月は別名『神無月(かんなづき)』とも言われ、神々が年に一度島根県の出雲大社に集まる月と言われています。ですから日本全国で唯一、島根県のみ『神在月(かみありづき)』と言われているのです。
 
そしてもう一つ、神々のなかで一人だけ出雲大社に行かない神様がいるのはご存知ですか？
 
その神様は恵比寿様なのです。ゑびす様は古くは漁業の神様とされていましたが、日本では福の神とされており、また五穀豊穣、商売繁盛の神様として親しまれています。
 
その恵比寿様をお祀りするお祭りを一般的には関東では『えびす講』、関西では『誓文払い』といい、商売繁盛を祈願します。
 
秋は実りの季節であり、彩りの美しい季節でもあります。
またきものが様々な風景に溶け込み、自分をさらに美しく見せることができる絶好の時期なのです。
 
この秋、素敵な装いのきものでお出掛けして、新しい自分を発見してみてはいかがでしょうか。